未経験だったけど、憧れのWeb業界に転職できたぜ!
あれ?未経験だったけど入社してけっこう時間経ってるのに年収が上がってない
うーん。いまいち評価されてから年収が上がってない気がする
やっとの思いと苦労があって、未経験でWeb業界に入社できて終わりではありません。
「入社後に、どれだけ技術を伸ばして評価を高めることができるか」が年収を上げられる要素となります。
何の取り柄もない私が30歳未経験入社して3年後に、年収を300万円以上増やすことができた背景は、その2つだけです。
- 入社後も定時後の「勉強」を続けること
- 社内の「評価制度に合わせて行動」すること
じゃあ勉強し続ければ評価されるか?という問いには、Noです。
どんなに努力して「勉強」しても、頑張る方向性を見誤ると年収は上がりません。

社内で評価されるためには、「評価制度に合わせた行動」を取らないと昇給や出世はしないからです。
もちろん、2020年現在では副業を許容している企業もあるので、企業だけの評価にこだわらなくても年収をあげることは十分可能です。
- 会社での収入
- 副業での収入
どちらにしても「勉強」の方向性を間違えなければ、企業内であっても副業であっても「稼ぐ力」は養えるはずです。
年収をあげるために重要なことは2つ
未経験者がWeb業界に転職して年収をあげるためのポイントは大きく3つです。
- 転職先の企業の平均年収
- 入社後、継続的な勉強を就業時間後に行う覚悟
- 評価制度の明確な仕組み
特に「勉強」と「評価制度」が重要です。
既存社員とのスキル・技術の差が埋めるために、就業時間後に「勉強」すること
結論から言うと、どの職種であっても未経験者が年収を増やすためには、毎日就業時間後に勉強することをおすすめします。
在籍し続ければ年収が上がることもありますが、大幅アップにはなりません!
この記事で話す内容は、先輩社員よりも年収が高くなるにはどうするか?をベースにしています。
まず第一目標として既存(先輩)社員と同等、もしくはそれ以上の存在になる必要がありますが、業務時間内だけでは到底追いつけません。
評価制度は企業によってまちまちですが、あなたが未経験で入った会社の先輩社員は、大抵はあなたより年収は高いはずです。

先輩社員は「何かしらの評価」を受けているから、あなたより年収が高いんです。
当然、その上司、さらに上司になると年収は上がる傾向にあり、それに応じて「何かしらの評価」があって年収が高いのです。
何を当たり前のことを言っているんだ?
そう思いますよね。
でも、いざ入社すると、仕事に没頭するあまり「当たり前の話」が霞んでいくんですよ。
不思議なことに。
先輩社員以上の年収をもらうポイントは、1つだけです。
既存社員よりも技術・スキルで上だということを証明すること
就業時間は社員全員で同一です。(残業は考慮しないでおく)
あなたが就業時間内で成長するのと同じように、先輩社員も就業時間内で成長しています。
つまり、「どこで差を埋められるか」は定時後の時間で、どれだけ「勉強」できるかだけです。
よほどの天才じゃなければ定時後の「勉強」をしなければ差は埋められないし、埋めたとしても差をつけることは厳しいでしょう。

しかも、この話は「先輩社員は定時後に勉強しなかったと仮定」した場合です。
先輩社員も定時後に「勉強」していた場合、その差を埋めるどころか差が開いてしまう可能性だってあります。
就業時間内に研修で教えてくれるから、就業時間後に勉強する必要はない
もし、あなたがそう思っているのなら否定はしませんが、結果としてそこまで年収増にはならないと思っています。
会社の経営陣や上司が、「既存社員よりも仕事ができるじゃないか!こいつの能力は、今の給料にあってない!」とならない限りは、少なくとも既存社員よりは年収は上がりません。
至極当然ですよね(笑)
1日6時間の「勉強」しても1年先輩の人にようやく追いつけるレベル
私は30歳未経験で技術職に就きましたけど、
年下のスゴイ奴なんてゴロゴロいました。

20代で元気もあるし、吸収力もあるし、土台から差がありすぎて圧倒的な実力の差に引いたくらいです。
正直ね、独学だったとはいえある程度の技術が身についていると思ったのですが、入社して1ヶ月くらいで、その鼻っぱしがポキっと折られましたよ(笑)
さて、考えてみましょう。
1年先輩の社員に追いつくためには、どうすれば良いでしょう?
単純計算では、6時間の「勉強」を毎日365日続けたら、就業時間ベースでようやく追いつきます。
6時間 × 365日 = 2,190時間です。
これが一体、どれくらいの時間とイコールなの???
2,190時間が、一体何営業日くらいなのか気になりますよね。
1日の就業時間(8時間)で換算すると、
273営業日(2,190 ÷ 8)となります。
年間休日の平均日数は120日(※)と言われているので、普通に働くと年間で245営業日(365日-120日)です。
整理しましょう。
- 毎日6時間の「勉強」 = 273営業日
- 普通に働く時間 = 245営業日
まさに、約1年分の学習時間と同じ時間です。
そう。
毎日6時間の就業時間後の勉強を行ったとしても、1年先輩の社員に追いつくギリギリのラインなんです。
繰り返しますが、先輩社員が全く勉強していないという前提です

3年先輩の社員と肩を並べるためには、同じサイクルを3年続けるか、毎日の就業時間後の勉強を増やすしかありません。
とは言っても、ずっと寝ない!は身体が無理ですし睡眠は大事なので、「勉強」の時間は人それぞれ。
ちなみに私は、毎日終業後は夜中の2~3時まで勉強しました。
さらに土日は8時間はひたすら自己研鑽です。毎日欠かさず。
えーそれはきつくない?
はい。チョーきつかったです。
でも、(あくまで私の実体験ですけど)1年くらいやり続ければ、スキル・能力は見違えるほど変わってきます。
それこそ対等に技術の話を先輩社員と良い意味で言い合える(ディスカッションできる)レベルです。
実際のところ、仕事や技術に興味があれば、毎日の「勉強」は全く苦ではなく楽しいので余裕でクリアできます。本当に。

ノメり込みすぎて体調崩すという意味で、キツかったです(苦笑)。
理想としては、毎日何かしら終業後に「勉強」しないと寝れないくらいに落とし込むことがベストですね。
「勉強しない」という選択肢を取るのもアリ
そこまでして技術を追求しなくても良いや・・・
そういう人も中にはいますので否定はしませんが、「ただし・・・」という条件がつきます。

数ヶ月経った後に、同じ収入だった同期や周りの人が自分よりも給料が良くなっているという事実に気がついた時には、ブーブー文句は言わないようにしましょう。
給料が良い
=
会社に貢献している
=
技術力が高い
この図式は、ほぼほぼ間違っていないです。
※稀に無能レベルの人の給料が高いケースもあり
伝えたいことは、努力もしていない人が、努力して評価された人を例にして文句を言うのは言語道断ということ。
営業のように数字が評価に直結するくらいハッキリしていれば腹落ちしますが、技術職はなかなかそうもいきません。
もし査定に納得がいかなかったら証明するしかないんです、技術力を。
「プライベートでは一切勉強したくない」と言っていた社員のこと
技術を高めたことを評価基準に合わせて証明する
大前提として、「評価制度が整っていない」もしくは、「技術力を証明できる制度や仕組みが整っていない」と、上司や周囲に対して明確な技術の証明はできません。
別の記事でも言っているように、「入社前に必ず面接で確認しなければいけないこと」の1つです。
評価制度が曖昧だと、「好き嫌い」「なんとなくの評価」になるからです。
- 上司にゴマをする
- 休日もゴルフに参加する
- 飲み会に参加して気に入られる
- その他、意味わからん評価基準
これらの背景によって評価が決まる企業は、大手企業含めてもゴロゴロあります。

せっかく正しく「勉強」してもゴマ擦りが上手な人が出世するような評価制度だと、不幸になることが多い。
※間違った「勉強」をしても無意味です
ただその悪しき環境であっても、「辞められたら困る」くらいの実力を周囲に与えることができれば、自ずと評価(=年収)は上っていくはずです。
評価基準の細かい部分を知らない既存社員が意外と多い
どの会社でも社員を評価するにあたって「評価基準」を設けているはずです。
最近では、社員の評価基準を社内で公表している企業も増えています。
ただ評価基準を設けていても、評価基準内容を把握・理解していない既存社員は本当に多い。
- どういう評価基準が重要なのか、
- なぜその評価基準が置かれているのか
「評価制度」は、社長や上司(というより経営層)が、「自社に必要な人材は●●のような人だ!」と具現化したもの。
その評価精度の各項目を設定した真意を汲み取らないと、正しい評価を得ることはできません。
ヘラヘラ働いている既存社員を一気にごぼう抜きするためには、「評価制度」ができた背景や「なぜそれをやらなければいけないのか」を本当の意味で理解する必要があります。

「評価制度」に不満があれば、改良するように動いて実行すれば良いだけのシンプルな話です。
大体、評価制度に不満・文句を言う人たちは、自分では行動しないくせに指摘しかしない人たちですからね。
経営層は、そういう言動も知っているはずです。
※知ってるぞ・・・とは言わないでしょうけど
そして、「評価制度」は時代・企業の成長度合いに合わせて柔軟に変更されることがあります。

評価基準が変更されやすいタイミングで自分が良いと思う評価に入れて欲しい項目を打診するのがベストですね。
「自分が納得いく評価制度」だったら、それに向かって動けばまた評価されますからね(笑)
働きやすいこと、この上ないと思いますよ。
あと、「あるある話」の1つですが、上層部は現場の意見を知っているようで全く把握していないことも多々あります。
上層部と現場の意見のすれ違いが大きいと離職率が高い傾向にあるので、そこはしっかりと上司に伝えて摩擦を少なくすることがWin-Winの関係になる秘訣です。
評価制度に則っているだけでは年収が上がるスピードは「普通」
矛盾するかもしれませんが、評価制度に則っているだけでは年収の上がり幅は社内で「普通」です。
繰り返し言っていますが、先輩社員をごぼう抜きするくらいの実力と証明をしないと、思ったほど年収は上がりません。
- 今までにない「あったら良いな」を具現化する
- (言われていないけど勝手に)テストで作ってみたんですけど、どうですか?
と提案し、会社の基準にしてしまえば高い評価をもらえる可能性があります。

私が社内で年収増のステップアップとなった「きっかけ」はマニュアル作りでした。
マニュアルが紙ベースで、いつ更新されたかも共有してくれない悲惨な状況だった(笑)ので、全員がワンクリックでアクセスして最新のマニュアルを確認できるWebサイトをベーシック認証で構築しただけなんですけどね。
ぶっちゃけ自分用の振り返るために作ったんですけど、

これを他の社員にも展開したら、会社全体で更新も共有も超楽じゃない?
という発想から動いたものです。
誰もやらない、やりたがらない面倒臭い仕事こそ未経験者が率先してやるべきです。
失敗するとしたら、伝え方の問題と準備不足ですね。
でも、その失敗も己の糧になるから気にしない!という意気込みで、「頼まれてもいないことを生み出して提案してみる」が社内で年収をあげるミソ醤油だと思っています。
もちろん、そのやった作業そのものは評価基準にないので「やったのに評価されなかったぜ、コンチクショウ」と評価ありきの行動が念頭にあると、失敗する可能性が高くなります。(というか、そのために作った感がバレますから)

「なんか貢献したら、プラスで評価されて昇給の幅が大きかったわ」くらいがちょうど良いです。
でも、そのチリツモの作業と周りからの信頼は、後々に本人もびっくりするようなチャンスを運んでくれます。
例えば、大きい新プロジェクトに抜擢されたり・・・とかね。
年収を増やしたければ、辞められたら困る人材になることがてっとり早い
もし会社内での収入を増やしたいのなら、辞められたら困る存在になることが早いです。
未経験から技術者となってから、その技術を証明をするまでは相当な苦労が強いられますが、日々絶えずに「勉強」することが肝心です。
そして、「勉強」して得られた成果を正しく評価してもらう「評価制度」に合わせてアピールする。
たった2つのことだけで、年収を増やすことは簡単です。
あと、未経験で技術者になってから社内での収入を増やすコツを紹介しましたが、収入を得る場所は社内だけではないですからね。
しかも、2020年現在では、副業を許容している企業も多いので一石二鳥です。
社内でも評価が高い=年収が上がると、副業でも活かせて相乗効果が生まれます。
悪いことは言わない。
コツコツ絶えず努力しましょう。
そもそも評価制度が整っている企業へ入社するために
そもそも論ですが、入社する企業に「評価制度」が整っていないと無駄死にです。
失礼、無駄死にではないですね。
技術は学べますから。
ただ転職活動時の精神的・肉体的ストレスは、何回もやれるものでもありません。
すぐに辞めちゃうと、毎回その理由を説明するのも疲れちゃいますしね。
入社後に「こんなはずじゃなかった」をなくすためには、転職エージェントの担当者に入社前に相談に乗ってもらいましょう。
本当にその企業で良いのか、入社前に見学させてもらうことはできないのか、などなど親身に相手してくれますよ。
(ここに転職エージェントの紹介をする)