未経験でWeb業界へ!面接で落ちる原因となる事前調査と重要な事

面接で落ちる理由 転職・面接対策

未経験だけど、Web業界に行きたい

面接で未経験者がPRできるポイントとコツが知りたい

事前調査や注意したいポイントって何?

色々な不安がありますよね。

30歳未経験で、Web業界へ技術者として転職した私も同じ気持ちでした。

そこから年収も上がり採用担当も行うようになった私がお伝えしたいことは、未経験者がWeb・IT業界への転職活動中の面接において、やってはいけないことが複数あります。

年齢問わず、「興味があります!入社してから頑張ります!」という姿勢で望むと120%落ちます。

例外なく落ちます。

もし本当に興味があるのなら、何かしら実行しちゃうからです。
だから「興味があります!入社してから頑張ります!」では「口だけか」というレッテルを貼られるちゃうんですね。

さらに言えば、給料や技術面でも専門学校で学んでいる新卒を採用したほうが企業側のコスパが良いですし。

でも、安心してください。

しっかりと対策(本気度)が伝われば、未経験でもWeb・IT業界に転職できます。

今回は、未経験者がWeb・IT業界に転職する際に注意したいポイントと入社後のギャップがないように事前調査のコツをお伝えします。

【年齢問わず】技術者志望であれば、独学でも手を動かして作品を作ること

大切なことは、転職活動や面接までに「Webサイトやプログラミング構築した作品を作る」ことです。

その作品をポートフォリオと言います。

ポートフォリオとは

自分の履歴や能力を周囲に伝えるための作品集

  1. 興味があります
  2. 入社してから頑張ります!
  3. 気合だけは負けません!

という未経験者が面接に登場することがありますが、速攻「不採用扱い」されます。

大体そういう人は、「入社して頑張ろうと思ったんですけど、何か違ったので辞めます」と1~2年以内に辞めます。
※本当に頑張って化ける人もいますし、完全否定するつもりもありません。確率論です。

興味があるから入社して頑張りたいって思った結果、すぐ辞めてしまうのは根本的な原因があります。

「やってみたい」と「やりたい」は全然違うんです。

お伝えしたいことは、本当に興味があったら(大なり小なり)手を動かしているはずだよってことです。

(手を動かしてもないのに)興味があります!というのは、

新発売されたアイスクリーム興味あるんだ(好きなんだ)よね〜
※まだ食べてないけど

と言ってるのと同じです。
実際に食べてみないと、値段に見合った美味しい味かどうかなんてわかりませんよ。

本当に興味があれば、勝手に手を動かして「ドヤっ」と言う情熱は持ち合わせて欲しいと面接官は思っています。


情熱がなければ、ただの口先だけのクソ野郎ですから。

「やってみたい」と「やりたい」は違う

口でブーブー言うまえに手を動かしましょう!

自分の持っている知識・スキルを形にしてPR=ポートフォリオ

自分で体験した情熱と知識・スキルを伝えるために必要な物が、ポートフォリオなのです。

ポートフォリオだけでは伝わらない想いや作成した背景を伝える場所が、面接なんです。

だから、「何を感じて、どう考えて、そのポートフォリオ(作品)を作ったか」を用意する必要があります。

ちなみに、スクールに通っていれば卒業試験でポートフォリオ作成まで含まれることも多いですが、独学だと大変です。

参考書やWebで情報を活用しながら、自分1人で作成しなければいけないからです。

独学であったとしても、必ず面接で「(独学だし下手くそですけど)●●という想いがあって、気持ちが抑えられないから、こんなもの作りました」というものをプレゼンしましょう。
※私は独学でしたが、ポートフォリオサイトは作成して、未経験であっても内定を貰えました。

そこまでの熱意がないと未経験入社は難しいです。

ただし、26~27歳くらいまでは、気合と若さ・熱意だけで内定出ることもしばしばですが、そんなので入社できる企業はブラックであることが多いです(笑)

ポートフォリオを作成する時間がないんだよなぁ〜・・・

時間がないから今の状況(現状)では没頭できない!という理由があるかもしれません。

睡眠時間を削るか、通勤時間の隙間を有効活用しましょう。

時間がないから無理ではなく、時間は作るものだからです。

Web・IT業界は、次から次へと仕事が舞い込んできます。

その中で、スケジューリングをパズルのように組み合わせて効率よく作業しないと回りません。

そういった意味でも、時間を見つけて作品を生み出してください。

下手くそでも良いんです。だって未経験なんですから下手くそで当たり前じゃないですか。

もう一度言います。

大切なのは、「何を感じて、どう考えて、そのポートフォリオ(作品)を作ったか」です。

30歳未経験で転職に成功した私が、実際に行ったこと

ポートフォリオサイトを作るとは言ったものの、どれくらいのレベルまで作れば良いの?という声があります。

30歳未経験だった私が最初に独学で作っていた個人サイト(もはや遊びレベル)が下記サイトです。

自分で作ったポートフォリオサイト

最初のサイト:はまばす.net

お分かりの通り、素人感満載ですね(苦笑)

正直クソ下手くそだし、何これ(笑)という感じですが、ゼロから素人なりに悩みながら作ったサイトです。(懐かしいなー)

イラストも構築も全て1人で頭を考えながら手を動かした、初作品です。

これはあくまでも個人の遊び感覚のWebサイトだったで、転職する際の自己紹介PRとして複数サイト作りました。

  1. レスポンシブ
  2. WordPressなど使わずにゼロから静的ページで作成(10ページ分)
  3. 企業毎に合わせてPRページを作成

なぜ、そこまでする必要があるのか?

それは、未経験で「無(何も行動しない)」の状態では確実に(年齢的にも)採用されないと思ったからです。

事実として、こういったポートフォリオがないと、『どこまで頑張ってるか』『意欲があるのか』を企業側は一切分かりません。

資格を取るだけでは、不十分だけどやっていおいて損はない

ポートフォリオを作るのは面倒だから、資格を取っておこう!

資格取れば、ある程度のPRにはなるでしょ!

そんな想いもあるかもしれませんんね。

資格があれば絶対に有利か?と問われると微妙なところです。

ポートフォリオを必要としない職種もありますが、資格はあったほうが良いレベルであって、必ずしも必要ではありません。

資格は取っ掛かりにすぎず、業務に活かせるかは別の話だからです。

とはいえ、「自分に今何が足りなくて、どういった作業が必要なのか」を知るために資格を取るのならOKだと思っています。

職種毎に合わせたメジャーな資格はこんな感じです。

Webデザイナー向けの資格

  • ウェブデザイン技能検定
  • Webデザイナー検定
  • Webクリエイター能力認定試験
  • Photoshopクリエイター能力試験

Webディレクター向けの資格

  • ウェブデザイン技能検定
  • Webクリエイター能力認定試験
  • Photoshopクリエイター能力試験

Webマーケター向けの資格

  • Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
  • Web解析士
  • Google広告認定資格

プログラマー・エンジニア向けの資格

  • 情報処理技術者試験
  • Oracle認定 Java資格

あくまで例なので、各職種に必要な資格は別記事を参考にしてください。

【面接で伝える】応募する企業サイトを細部まで見る

面接前までに入社したい企業のWebサイトを細部まで見る人は多いです。

どこまでその企業に惚れているかを熱意で伝えられるかを伝える必要があるので、細かく調べておきましょう。

  • 公式サイト
  • 社長ブログ

面接では気になるポイントを質問するということがオーソドックスですが、せっかくのご縁です。

気になることがあったら、Webサイトの指摘であってもしてあげてください。

Webサイトの誤字脱字やミスがあったら面接の最後に伝える

Webサイト内に「誤字脱字があったら面接の最後に教えてあげる」を徹底してください。

本当にその会社のことが好きで入社したいのなら、「誤字脱字や文章がおかしい」「ページ遷移しない」といったことも教えてあげたほうが企業側は喜びます。

というか、そこまで細部まで見る人って本当にいないんですよ。

面接の最後に聞きたいことを聞く人は多いけど、Webサイトのどこががおかしいこと・ミスしている点を伝えてあげる人はゼロに近いんじゃないですかね。

これは、私が応募側だった時も、入社して面接官側になった時にでも感じていることで、企業サイトの矛盾点や誤字脱字を伝える人って後にも先にも私しかいないじゃない?という体験から来るものです(笑)

平均年収や退職していった人の退職理由

これは面接前までに調べておいたほうが良いことですが、退職された人の退職理由を予め知っておくことです。

有名なサイトでは、転職会議Openworkですね。

大事なことは、自分が入社した後に同じ悩みを抱えて退職しないかどうかです。

もし、先輩社員が何らかの理由で退職していった内容があなたにとっても当てはまりそうなコメントが多い場合は、転職すべきではないからです。

悲しきかな、転職会議やOpenworkでの退職理由やコメントは、大体合ってます。

評価されなかった逆恨み?が増大して誇張している部分もあるので鵜呑みにはしないことが鉄則ですが、そういう傾向があるという点では合ってると思います。

もちろん完璧な会社なんて存在しないので、あくまで参考程度にですね。

気になることがあれば、面接の最後に質問をすれば良いので事前調査という意味では、口コミサイトを見ることをおすすめします。

未経験者が、面接で絶対に聞いたら落ちる3大フレーズ

応募するからには、絶対に「内定」をもらって「入社」したいですよね。

特に肝心なのが、面接の最後にある「何か質問はありますか?」です。

Web・IT業界に未経験で転職する際に、絶対に行ってはいけない不採用となる3大フレーズがあるので注意しましょう。

まず、Web・IT業界は受け身の姿勢(教えてくれるだろう、言われてないからやらない)だと、入社しても続きません。

  • 研修制度はありますか?
  • ライフワークはON/OFFしっかりとできますか?
  • 就業時間後に勉強しなければいけませんか?

研修制度はありますか?

教えてもらうことが前提であることが一発で伝わるので、聞かない方が良いフレーズです。

研修制度を当てにしてはいけません。
※少数のベンチャー企業では特に注意が必要

普段の仕事や先輩社員から技術学んで、自分で消化して、自己研鑽するくらいじゃないと入社後に未経験でやっていけません。

面接官側になって分かったのですが、びっくりするくらい質問される回数が多いフレーズなんですね(笑)

『仮に研修制度がなかったら、どうするんですか?』と答えると、応募者は回答に詰まります。

もちろん嫌味で言ってるわけではなく、その質問をしてくる真意が知りたいだけなんです。

あと、研修制度がゼロなんて会社は、(ほぼ)存在しないので安心してください。

未経験を受け入れてる時点で、研修制度はあるはずですから。

ライフワークはON/OFFしっかりとできますか?

ハラスメント系にもなるかもしれないけど、最初からプライベートの時間を優先しないほうが良いです。

というか、そういうのって企業の採用ページに大体書かれているから聞かなくてOK。

あー、すでに未経験でハンデがあるのに就業時間内だけでOKと思っちゃってるんだ・・・

面接官側からすると、そのようなマイナスの印象を抱かれかねません。

もちろん、仕事とプライベートの両立は大切です。

そんなことは誰でも分かってることですが、未経験者が最初からライフワークバランスを聞くようではお先が真っ暗です。

未経験入社は、思っている以上に過酷です。
時には「ここは地獄か?」と思うくらいキツイ時もあります。

だって、未経験ですからね。
キツイのは当たり前ですよ。

就業時間後に「勉強」しなければいけませんか?

よほどの天才じゃなければ、就業時間内だけで先輩社員に追いつけるわけありません。

    もし、技術者になりたいのなら!年収をあげたいなら!考えるな。四六時中手を動かせ、止めるな

物凄く恵まれた企業であれば「就業時間内」だけでOKとする場合もあります。

リアルなことを言うと就業時間外に「勉強」しないと、先輩社員や同期とのスキルの差は広がっていきます。

正確なこと言うと「(就業時間外で)勉強しなくても良いけど、年収に差がついても知らないからね」ですね。

部活や大学・高校受験の勉強と一緒です。

本当に成長したければ、決められた時間内(部活動や学校での授業)だけでは無理ということは分かってるはずです。

だから自宅で自主トレだったり予備校に通って成長しようとするんじゃないですか?

1つ上の先輩、エースと言われる花形社員(の年収やスキル)に追いつくためには、あくなき自己研鑽しかありません。

この辺りは別記事で書いてるので気になる人はどうぞ!

【職種と業務内容まとめ】Web業界に転職したい人へ!あなたは何がしたいの?
Web業界に興味があるけど、実際何やるの? Webデザイナーに興味があるけど、実務って具体的に...

面接で私が聞いた質問集

さて、逆にポジティブに捉えられる質問を紹介しましょう。

(というより私が実際に質問した内容なんですけど。笑)

過去に未経験から役職者になった人は、最短で入社何ヶ月ですか?

未経験から入社するのでハンデがあるのは十分に理解していますが、入社何ヶ月あたりに使える人材になっていれば理想ですか?

ポートフォリオや独学で身につけているスキル以外に、入社までに何を学ばないとスタートラインに立てないですか?

御社のWebサイトを見たのですが、このページのここが誤字脱字でした! or ここの内容がここの内容と矛盾してました!どっちを信じれば良いですか?笑

どのような評価制度(基準)で昇給・昇格するのでしょうか?
※スキルを学びつつも収入を増やしたかったのでね

特に評価制度に関しては、明確な基準を設けている(回答できる)企業は少ないので、その時点で判断するほうが吉です。

よくある「なんとなく頑張ってる人を評価します」は絶対に不満が出るし、何で評価されているか不明なので離職者多い(もしくは何であいつが?的なやっかみが多い)はずから。

理想は、評価基準が明確に社内に公開されているくらいのレベルです。

不安があれば転職エージェントに相談するのが1番効率が良い

転職活動は自分1人で工夫しなければいけません。

ただし、誰かに相談すれば思ってもいなかった打開策を見出す可能性や「内定」をもらうまでのヒントを得ることがあります。

その相談相手に乗ってくれるのが転職エージェントです。

相談は無料ですし、履歴書や職務経歴書、ポートフォリオの添削までしてくれます。

一発本番で挑戦するよりも、これで良いかどうか?を第三者目線でチェックしてもらうことが大切ですよ。

(ここに転職エージェントの紹介をする)

入社してからが本当の勝負ということを忘れない

晴れて入社できたら、おめでとうございます!
ようやく入り口に立てましたね!

未経験でやりたい未知だけど楽しそうな仕事ができるなんて最高ですよ!

ただ、その後のキャリアステップも見据えておかないと転職失敗となります。

スキルを学ぶまでは低収入なのは間違いありません。すでに述べているように「勉強」が絶対に必要です。

では、「勉強」だけしていれば、絶対に給料が上がるか?となると答えはNo。

その企業の評価制度に合わせて対応しなければいけません。

詳しい話は、「【勝負は入社後】Web未経験者が年収を増やすコツは「勉強」と「評価制度」」を参考にしてください。

【勝負は入社後】Web未経験者が年収を増やすコツは「勉強」と「評価制度」
未経験だったけど、憧れのWeb業界に転職できたぜ! あれ?未経験だったけど入社してけっこう時間...
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