Web業界に興味あるけど、何から学べば良い?
Webマーケター領域を攻めたいけど、どういう事を学んだら良いの?
未経験でのWebマーケターを志そうと思うと、何から学んで良いか不安ですよね。
30歳未経験でWeb業界に転職してWebマーケター兼エンジニアとして勤務している私が、Webマーケターへ転職する前に「これを学んでおけばスタートダッシュで『未経験なのに凄い奴』と思われる情報」をお伝えします。
まず、30代未経験でWebマーケターへ転職する前に学ぶべき3つの事があります。
- Webの「概念」
- Webの「情報」
- Webの「実践」
この3つの要素が揃うことで、Webマーケターとして初めて機能します。
それぞれの学習方法は、下記が1番良いでしょう。
Webの「概念」を学びたい人
=> 基礎的な概念や考え方は、参考書で学ぶ
Webの「情報」を学びたい人
=> 最新のWeb情報がまとめられているWebサイトで情報収集
Webの「実践」を学びたい人
=> ブログやWebサイトを作成し自分で学びながら実践
もちろん、領域によっては被ったり少し違ったりするのでケースバイケースですが概ね上記の内容で学べばOKです。
Webマーケターに必要最低限の知識はこれだ
Webマーケターとして習得しておきたい(むしろずっと必要になる)知識は、主に3点です。
- SEO
- PPCやSNS広告
- セールスライティング
3つの概要だけでも、Webマーケターになる前に把握しておきましょう。

細かく出そうと思えば、たくさんあるのですが大枠で言えばこの3つが該当します!
入社してから学ぶ!では遅く、面接で速攻落とされます。
『未経験でも、ここまで勉強してまっせ』とPRできるレベルまで話せるようになっておきましょう。
未経験でWeb業界へ!面接で落ちる原因となる事前調査と重要な事
SEO
SEOは検索エンジン(主にGoogleやYahoo)上の検索結果の順位を上げ、Webサイトからの売上を上げる施策です。
日々進化し続けるGooleのアルゴリズムと競合サイトと向かいながら、検索するユーザーに対して最大公約数的な要素で満足してもらうページを用意することが求められます。
検索エンジンもユーザーも時代によって検索する意図が変わるため、常にアンテナを張り巡らせる必要があります。
PPC
PPCは、「Pay Par Click」の略で「クリック課金型」という意味です。
検索連動型広告(Google広告、Yahoo広告)、ディスプレイ広告(Youtube広告とか)、SNS広告などが代表例です。
お金を出して(出稿して)、クリックさせるのは簡単なのですが、クリック(ページにアクセス)してもらった先に売上に繋げないといけません。
いかに低単価で購入回数を増やすかを考える必要があります。
セールスライティング
そして、SEOとPPCの両方に必要になってくるのが「セールスライティング」です。
口頭での会話ならジェスチャーや画面を一緒に見ながら説明が可能ですが、Web上では不可能です。
テキスト(文章)だけで人の心を動かす必要があります。
ビビっとくるようなキャッチコピーから、スルスルと読んで共感してしまう文章まで、幅広いです。

例えば、「綺麗」と「キレイ」では伝わるニュアンスが人によって異なるんです。
カナカナの「キレイ」は女性向けでありコスメ関連にはよく使われます。
一方で漢字の「綺麗」は、提案書や企業の公式サイトに活用される言葉であり、受け取り方もややかしこまった感じになります。
文字だけでも受け取り方が変わるので、文章になると尚更ですよね。
Web画面で勝負する以上は、セールスライティングは「SEO」でも「PPC」でも「SNS」でも重要なんです。
Webマーケターとして役立つ”おすすめ”の参考書
Webマーケターとして学ぶべき概要の「SEO」「PPC」「セールスライティング」を学ぶために、読んでおきたい参考書は下記9冊!
- 沈黙のWebマーケティング
- 沈黙のWebライティング
- いちばんやさしいリスティング広告の教本新版
- ドリルを売るには穴を売れ
- 稼ぐ言葉の法則――「新・PASONAの法則」と売れる公式41
- ネットで「女性」に売る
- 100倍クリックされる超Webライティング実践テク60
- コンバージョンを上げるWebデザイン改善集
- 100円のコーラを1000円で売る方法
どれもメジャーでありつつ、マーケティング初心者には読みやすい本ばかりです。
マーケティングに関する本は山ほどありますが、とっかかりとしては下記3冊を読んでおきましょう。
全てマンガ版で読むことができます。

本を途中で読むのが辛くなる人は、マンガ版を買っておくとあっという間に読み切れちゃうのでおすすめ!
最初は全く買うつもりがなかったのに、気がついたら買ってしまっていた
そんな経験が1度や2度ありませんか?
Webではテキストで説明して、納得・共感を得る必要があります。

欲しいと思わせるためには戦略とセールスライティングが重要なんですね!
紹介した本は手元に置いておきたい王道のマーケティング導入本なので、3冊と言わずに、すべて読んでおくことをおすすめします。
最新情報はココで把握!Web関連の情報収集で役に立つサイト
参考書だけだと最新情報を掴みにくいので、Webサイトで情報収集することも必要になります。
- Web担
- 海外SEO情報ブログ
- LISKUL
- デジタルマーケティングラボ
特に、Webの最新情報や流行、今後の見通しは、常にキャッチしておく必要があります。
これらの4つのWebサイトに目を通しておけば一通りは大丈夫です。
取得しておいて損はない資格一覧
インプットする代表例として資格がありますよね。
体系的に内容を把握できるので転職前に資格を取得しておくと、入社時の研修(落とし込み)が復讐になるので少しだけスタートダッシュできます。
- GAIQ
※Google Analyrics個人認定資格取得 - Googleデジタルワークショップオンライン
- Web解析士
※有料 - ネットマーケティング検定
※有料
ただし、資格を取っても実践しなければ「覚えただけ」なので要注意。
参考書・Webサイト・資格でのインプットだけでは、実践では役に立ちません。

転職前に資格を取った = 仕事で活躍できるわけじゃない!
仕事で活用できるレベルは、頭と身体が連動して動ける(身に着ける)ことです。
インプットしただけ、資格を取っただけは、「覚えただけ」でそのままでは仕事に活かせません。
【実体験】Webサイトを自分で作って集客すると経験スピードは数十倍にもなる
Webの世界では、下記のサイクルの業務や流れがメインです。
- 問題を把握
- 修正
- ユーザーの反応がどうなるのかを分析
- (効果が良くても悪くても)仮説立てる
- (効果が良くても悪くても)仮説立てる
- 再検証
このステップの繰り返しです。
学んだ知識(インプット)がたくさんあっても、①〜⑥を何一つ実行できなければ(実行するために必要なことが何か?が分からなければ)、先に進めません。
繰り返しになりますが、学生時代の公式と同じで、覚えるだけではダメなんです。

「何のために」「どういった目的を持って」「解決するため」に、その公式があるのかを知ることが重要なんですね。
つまり、インプットとアウトプットのバランスが大事。
アウトプットとして最善の特訓方法は、自分でWebサイトを作ること
自分でWebサイトを作れば、少なくとも「SEO」と「セールスライティング」は学ぶことになります。
※ブログでも何でも良い
PPCに関してはお金を出さないと把握できませんが、1万円でも5,000円でも1ヶ月運用してみる(体験してみる)と全く経験値が異なりますから。

最初のうちは、質を問わないので学んだことをまず具現化すること。
これがめちゃくちゃ重要で、入社後の給料に大きく差が出てくるところです。
【勝負は入社後】Web未経験者が年収を増やすコツは「勉強」と「評価制度」
知っておきたい!将来使う可能性が高いWebツール
広告の管理画面は出稿(お金)を払わないと見れないですが、無料で見れるツールもたくさんあります。
多種多様なWeb分析ツールがあり、Webマーケターとしては幅広く知っておきたいところ。
将来使う可能性が高い代表的なツールをご紹介します。
- Google Analytics
※グーグルアナリィクス) - Google Search Console
※グーグルサーチコンソール - キーワードプランナー
- ラッコキーワード
- Screaming Frog Seo Spider
※有料版あり - Ahrefs
※有料版あり
「SEO」でも「PPC」でもほぼ全て活用することになるツールです。
せめて①〜④までのツールは触っておきましょう。
まとめ
Webマーケターとして必要な情報はたくさんあります。
日進月歩で新しい技術や考え方も出てきますし、人の考えや行動パターンも時代によって変わってきます。
今回紹介した内容は初歩的な内容ばかりなので、全て網羅しないといけません!
これくらいで根を上げるようだと、Webマーケターには慣れても活躍はできない可能性があるので注意しましょう・・・。